バルマルがお届けするスペインレポートです。
スペインレポート Vol.4バルマルのスペインレポート
へレス・デ・ラ・フロンテラから車でちょっと行ったところにサンルーカル・デ・バラメーダはあります。そう!! シェリーの中でも更に限られた地域で作られるマンサニージャの産地です!!
今回はお店でもお出ししている「ラ・ヒターナ」を作っているイダルゴ社のボデガ(酒蔵)見学のお話です♪
シェリーはへレス・デ・ラ・フロンテラ周辺でのみ作られる酒精強化ワイン。
白ワインにブランデーを足して、ソレラシステムで最低3年間の熟成を経て作られます。
日本では食前酒のようなイメージが強いかもしれませんが、地元の人たちにとっては食事、生活とともにあるお酒なんですね!!
マンサニージャはフィノと同じタイプですが、大西洋に流れ込むグァダルキビル川の河口にあるサンルーカルでは、フロールという産膜酵母が1年中安定してできる為、よりソフトな味わいです。
(左)ソレラシステムと(右)フロール
※ ソレラシステム 何段にも積み上げられた樽の一番下は一番古いワイン。下から順に汲み出され、減った分は常にすぐ上の段から足されていく先入れ先出しのシステム。シェリーの味わいと品質を一定にするための独特の熟成方式。
※ フロール 醗酵が終わったワインの表面にできるシェリー特有の酵母膜。
ボデガを案内してくれたのはミゲールさん。話をしだすと長い、長い(笑)
そして、こよなくシェリーを愛する方でした!ボデガを案内してくれた後にシェリーを試飲させていただいたのですが、グラスが空くと「入ってないやん!」という感じでどんどん注いでくれます☆(イメージは関西弁)
ミゲールさんも私もそれはそれは良い気分♪
ミゲールさんと、スタッフとその家族が飲む為のシェリー樽。 ここからどんどんついでくれます!
良い気分といえど、ベネンシアさばきはさすがの腕前!! 最後のべネンシアを切るところがすごくかっこいいんです♪ あ、このときやったときは私でも意外にうまくできたんですよ~! 帰ってから試したら全然できませんでしたが…練習しよーっと…。
イダルゴ社の歴史は古く、この地域では一番古いとのこと。
左の写真は鳥小屋なのですが、創業当時からあるそうです。鳥を飼っているのは創業者が生物学者だったからだとか。
そして、右のコウノトリはもう16年ほどイダルゴ社に住み着いているそう。
地域と動植物とともにあるイダルゴ社。ミゲールさんのシェリーへの情熱も素敵でした♪
「BARMAR」の文字も樽に刻ませていただき、本当に大満足な1日でした☆
7、8月に渡り、このイダルゴ社のシェリーもたくさん飲める‘シェリー祭り’をバルマル西梅田店にて開催しております!!
イダルゴ社飲み比べセットなるものもご用意しております。シェリーに合うお料理も提案しておりますので、是非お試しあれ♪
この夏はスペインの味、シェリーの美味しさを体感してくださいね!!
シェリーがあなたの生活の一部になる日も近いかも?!