バルマルがお届けするワインコラムです。
ワインコラム Vol.9フランスワイン紀行〜コート・デュ・ローヌ編〜
ブルゴーニュのお次は、南へ下りまして、コート・デュ・ローヌへ行ってみましょう!
コート・デュ・ローヌはローヌ川沿い南北約200kmに及ぶ産地。
太陽の光をさんさんと浴びたブドウはぎゅーっと濃く、黒ブドウはポリフェノールもたくさん☆アンチエイジングが期待できるワインが多い♪
南北に長いので、気候や土壌の違いから、北と南でワインの味わいはすごく変わります!
まずは、北部のワイン。
ローヌ川沿いの急斜面に畑が広がっており、一般的には単一品種で造られます。
赤ワインの品種はシラーのみですが、風味を和らげる為に、場所によっては白ブドウのブレンドも許可されています!
コート・ロティやエルミタージュが主要産地。シラーから造られるワインは濃いルビー色、スパイシーで野性的な熟成香でしっかりフルボディの長期熟成タイプ型。
ボルドーやブルゴーニュに対抗する品質がありながら、手ごろに飲めるものも多かったりします!これはなんとも嬉しい話☆
また、コンドリューではヴィオニエ種をつかった上品で華やかな白ワインが造られます♪
かわって南部は、複数の品種をブレンドして造られるものが多く、ブドウ畑も広い平地に広がっています。
南部の土壌は、砂や小石で覆われた土壌で、この石が日中の熱を蓄えてくれる為、畑は夜になっても温かく、とっても糖度の高いブドウができます☆
ぶどう栽培に適した環境である為、さまざまな品種がつくられ、それをブレンドしてワインが造られます。
南部で有名なシャトー・ヌフ・デュ・パプでは、なんと13品種ものブドウをブレンドすることも!シャトー・ヌフ・デュ・パプは20世紀初頭に、非常に厳しい規制がつくられたおかげで、現在のような、力強く、偉大な赤ワインが誕生しました。
また、タヴェルでは、グルナッシュ種を主体とした辛口ロゼワインが造られており、ロワール地方のアンジュとともに、フランスのロゼの2大生産地です。
このロゼワインは果実味しっかりの味わいで、お肉料理もいけるタイプ!
まさに私が好きなやつ!!(笑)
ローヌはこのほかにも、陰干しブドウを使ったワイン(ヴァン・ド・パイユ)や、天然の甘口ワイン(ヴァン・ドゥー・ナチュレル)も造られます。
ローヌもほんとに気になる!飲みたい!ワインばかり!!
いろいろな味わいがあるローヌのワインは、手ごろで飲みごたえあるものが多く、掘り出し甲斐があるワイン!
出会った際には是非お試しください〜☆★
あなたのハートを射止めるワインが見つかるかも♪
ワインコラム Vol.12【ブドウ品種のお話 〜黒ブドウ〜編】
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