スペインフォトギャラリーです。
スペインギャラリー Vol.12アンダルシアの小さな町
エル・プエルト・デ・サンタ・マリア(カディス)その2
左:旧市街の南の端にある闘牛場の正面 右:その裏側
3階建てで1万2000人を収容する闘牛場。
他のアンダルシアの街と同じく闘牛の本場であり、18世紀にはガレラ広場で闘牛が行われていた。この闘牛場は1802年に建築されたがのちに火災に遭い、1880年にオスボルネ社により再建築されたもの。
競技が開催されない日は入場はフリー。
剥製が並ぶ通路には「ここで闘牛を見たことがない人は本当の闘牛を知っているとは言えない」という有名な闘牛士ホセリート(エル・ガジョ)1916年の言葉が刻まれている。
扉の奥に小さな闘牛博物館があった。
通路から客席への登り口があるが、上階への入場は禁止。そのまま競技場へ進み、中に入って端から端まで自由に見学ができる。
太陽の光が地面に反射し、光と影が鮮明に映し出される。
本番では、この赤い扉(写真右上)の奥から牛が飛び出してくる。
闘牛の練習中のお兄さんたちがいて、写真を撮らせてくれた。
練習に使う牛の頭の模型を載せた手押し車(写真左下)
大手シェリー酒のワイナリー「オスボルネ」は闘牛場のすぐ近く。年中無休で見学させてくれる。その周りは迷路のような細い道が入り込んだ住宅街。
壁に書かれているのは通りの名前で、「カタビノ通り」「オロロッソ通り」「フィノ通り」を発見。通りの名前は全国的には人名や地名であることが多いので、さすがはシェリーの本場という感じ。オロロッソ、フィノはシェリー酒の種類、カタビノは背が低いシャンパングラスのような形の、シェリー酒用グラスのこと。シェリー酒以外のワインの試飲用にも使われ、「カタール(味見する)+ビノ(ワイン)」が名前の由来。
旧市街からグアダレテ河の向こう側へ渡ると、国道から海岸にかけて一戸建てやアパートが並ぶ静かな住宅街が、国道の反対側には塩田などが広がる湿地帯と自然公園がある。
カディスといえば海、果てしなく続く広い砂浜と、海岸に並ぶホテルやマンション。
ロータリーにはコロンブスの船や塩田の塩の山の模型などが。
左:海岸にあがっていた巨大なタコは固定式。 右:長い遊歩道は散歩をする人でいっぱい
カディス近辺は、同じアンダルシアのセビージャやグラナダほど暑い地域ではなく比較的過ごしやすい。雨が多いことと、海からの風が強いことを除けば、海水浴や観光を楽しみながらのんびりと過ごすのにぴったりなところ。色々な種類のシェリー酒が気軽に味わえるバルがたくさんあるのもうれしい。
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