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スペインギャラリー Vol.37パトネス/Patones
パトネス/Patones は、マドリッド州内の北西部分にある人口約550人の小さな村。昔のままの姿が残る美しい村で、たくさんの観光客が訪れる。
今回はその前半。
マドリッド市内からは約60qの距離、標高約830m。パトネス村は上村と下村の集落に分かれており、田舎道を進むと、見えてくる集落が下村(パトネス・デ・アバッホ)。
週末は交通規制があるので下村に車を止め、ハラマ川沿いのゆるやかな山道を徒歩で上って上村へ。
途中、昔の水道橋(右上)があったり、ロッククライミングをする人(左)がいたり、洞窟をのぞいたり(右下)しながら約20分の道のりを歩く。
村に入ると、石の壁で作られた家々が坂道に。瓦屋根で、ドアや窓の枠は木造り。上村の家々は粘板岩(ねんばんがん、スレート)という石材で作られており、村全体が茶色とグレーのトーンであることから、アンダルシアの白い村に対して「黒い村/プエブロ・ネグロ」と呼ばれるようになった。
16世紀頃、「パトン」という姓の7家族が上村に住んでいたことから、パトネスと呼ばれるようになった村なのだそう。右は観光案内所になっている昔の市役所。
現在、上村には12家族が住み、主にサービス業を営む。この10年ほどで一気に観光客が増え、週末は人であふれる。たくさんある飲食店はこの日、どこもいっぱいだった。
ちなみに下村のほうは比較的新しい村で、農家が主体。特産品はこの辺りで作られるはちみつ。
(左)小さな村なのに、10件ぐらいのレストランがあり、どの店もファミリー向けのプリフィクスのランチメニューが用意されていた。(中)どこのドアも背が低い。(右)壁も地面も粘板岩。
(左)男の人たちにはバルが、女性たちにとってはこの洗濯場が社会交流の場所だったのだそう。(右)とっても絵になるかわいい橋と小川。写真撮影のためにみなさん順番待ちをしていた。
今回はここまで。次回はパトネスの村の山の部分の画像
スペインギャラリー Vol.38【パトネス/Patones 後半】
スペインギャラリー Vol.37【パトネス/Patone 前半】
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