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スペインフォトギャラリーです。

スペインギャラリー　Vol.20ムセオ・デ・セラ／Museo de Cera

マドリッドのコロン広場にある、ろう人形館「ムセオ・デ・セラ／Museo de Cera」。市内の観光中心部からオフィス街へつながるレコレト通りにある、ろう人形館へ行ってみた。

入場料は17ユーロ。ふらりと行くにはちょっと高め。地下鉄コロン駅の出口のすぐ前が入り口で、大きな看板があるのですぐにわかるが、地上からの入り口はこの格子の扉の奥。えっ？ここから入るの？？という感じ。黒い扉は、大人の夜遊びの場所。

実在する（した）人物の、等身大の人形がずらりと展示されているのがこの博物館の自慢。通路に沿ってゆくと、まずは歴代の王族の人形が並んでいる。ヨーロッパ史に興味がある人におすすめ。そうでない人にはこのスペースは少しわかりづらいかも。

バルサのダビ・ビジャ選手、イニエスタ選手、デル・ボスケ監督イケル・カシージャ選手とクリスティアーノ・ロナルド選手も近年コレクションに加わっているらしい。他にもスポーツ界からは、自転車のインドゥライン選手、テニスのアランチャ・サンチェス選手、ラファ・ナダル選手などが並んでいた。
次はハリウッドスターたちのコーナー。人形にさわらなければ、隣に並んでのツーショットもOK。本当にそっくりで、近くまで寄らないと人形だとは分からないぐらいよくできている人形もある。このコーナーとスポーツ選手のコーナーが一番人気で、なかなか前に進めなかった。他にもチャップリン、マイケルジャクソン、アンジェリーナ・ジョリー、ブラット・ピットなど豪華な顔ぶれがたくさん。

ちびっこ向けコーナー。シンプソンファミリーはさておき、白雪姫と小人の顔がちょっと怖め。
懐かしいET。スパイダーマンやスーパーマンも。ギャラリーの天井にはメアリーポピンズがぶら下がっていた

人形館の中庭にあるアトラクション。青い箱はシュミレーションボックス。シートベルトをして座席に座ると立体映像が映し出されて、ボックスごと上下左右に動く。ミニ列車で入るお化け屋敷／Tren de terrorも入場料金に含まれている。けっこう気持ち悪かった。画像で紹介したのとは別に、ギャラリーの２階には、「犯罪現場」と題されたろう人形の展示室がある。階段の登り口に、「見学者の気分を害する可能性のある展示物があります」という表示があるので見学していないが、昔の様々な処刑方法の現場を再現したもの、血まみれの闘牛、闘牛の角で目を射ぬかれている闘牛士など、かなり残酷なシーンが展示されているらしい。オカルト好きの人はどうぞ。