BAR MAR バルマル | 本場スペインのワインが味わえる、仕事帰りに立ち寄れるスペイン酒場

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スペインのトレンド　Vol.11カラヒージョ祭り/「Top 100 Wines」

【カラヒージョ祭り】 　
カラヒージョ祭り／La ruta del Carajilloは大衆シェリーブランデー「Magno／マグノ」が提供するイベント。参加店では期間中、コーヒー1杯の値段でカラヒージョが飲めるといううれしい企画で、バルセロナ、マドリッドなど５都市で約1ヶ月間開催。19世紀終わりごろ、キューバに滞在していたスペイン兵たちが戦場へ向かう前に、1杯のブランデーに数粒のコーヒー豆を浮かべて飲んでいたのがカラヒージョの始まりだといわれており、のちに国内で、芸術家たちの間で好んで飲まれるようにもなる。　クラシックなレシピは「エスプレッソコーヒー、その半量のブランデー、コーヒー豆3粒、レモンの皮１片、黒角砂糖1個、シナモンスティック1本、甘党の人はさらに白砂糖10gr」。砂糖を加えてレモンの皮で香りづけしたブランデーに火をつけ、炎が出ているうちにコーヒーカップの中へ注ぎ込めばできあがり。アレンジとして、イチジクシロップやバニラを加えたものも紹介された。

【「Top 100 Wines」】 　
アメリカの雑誌「Wine Spectator 」がえらんだ2013年のワイン「Top 100 Wines」リストが発表され、リオハのワイン「Imperial Gran Reserva 2004／インペリアル・グラン・レセルバ」（写真左）が1位に選ばれた。
３位までのワインは
1位Cune. Rioja Imperial Gran Reserva 2004
2位Chateau Canon-La Gaffeliere. St.-Emilion 2010
3位Domaine Serene. Pinot Noir Willamette Valley Evenstad Reserve 2010 「インペリアル」はリオハのボデガ「Cune／クネ」のワイン。伝統的なリオハの赤を代表するワインのひとつで、1879年から家族代々5世代にわたってワインづくりをしてきた老舗。同銘柄はリオハ・アルタ地区で樹齢20年以上の樹から最上質のブドウが収穫できた年にしか作られず、レセルバとグラン・レセルバのみを製造する。2004年の製品はテンプラニージョ85％、グラシアーノ10％、マスエロ5％、フレンチオークとアメリカンオークで36か月間熟成後、ボトル内での熟成24か月を終えてから出荷されており、2015年まではパーフェクトな状態で味わえるそう。今回100点満点の95点を獲得しており、2位以下のワインよりもリーズナブルなこともあってアメリカでも話題になっている（アメリカでは63ドル、約46ユーロ、スペイン国内では19～25ユーロ前後）。スペインワインがこのリストでトップになったのは初めて。