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スペインのレストラン Vol.19【Jamon Experience】ハモン・エクスペリエンス
スペイン各地からより集めた生ハムを販売すると同時に、生ハムの製造過程や試食の方法なども学習できるのがこのお店。2014年の春にバルセロナのランブラス通り、ボケリア市場の前にオープン。2200㎡の店舗で3階建て。
生ハムの販売に携わって30年の経験を持つエンリケ・トマス／Enrique Tomas氏のお店で、世界的にもすっかり有名になった生ハムについて、より多くの人に正しい認識を持って消費してもらいたい、というのが彼の考え。オープンから数か月で、毎月の入場者は約4000人、世界70か国からのお客様が訪れる。
このお店では、入り口で一人19ユーロのチケットを購入して入場（子供と老人は15ユーロ、5歳以下は無料。ネットでの事前予約購入も可能）。約1時間で「ハモン・エクスペリエンス／生ハム体験」ができる、というもの。
まずは、8つのサロンからなる地下の生ハム博物館へ降りる。ハモンイベリコ・デ・ベジョタの製造過程、熟成方法などについて、最新のオーディオビジュアルを交えながらの解説がされる（約25分間）。ここでは世界8か国語で対応するが、日本語は含まれていない。
続いて2階へ。大きなガラス窓からはランブラス通りが見渡せる試食ルームへ移動。ウエルバ、ペドロッチェ、ギフエロ、エストレマドゥ－ラの4つの産地別に、プロの職人が目の前で切ったばかりの6種類の生ハムを試食。合わせるドリンクはビール、ワイン、カヴァ、ソフトドリンク、水から選べる。ここでも試食をしながら各地域の生ハムの特徴などを画像を見ながらの解説があり、約30分かけての試食会が開かれる。
最後に1階の生ハム展示場へ。国内の31のブランドの生ハムを産地ごとに区切ってずらりと並べた500㎡のスペース。
プロのアドバイザーがていねいに商品購入のアドバイスをしてくれる。１階にはバルカウンターもあり、ワインやカヴァ、他のイベリコ製品などの販売も行われる。ここではカタルーニャ語、スペイン語、フランス語、ロシア語と英語に対応。国内外への宅配便、宿泊ホテルへの配達サービスもあり。
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