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スペインのレストラン Vol.24ラ・バラ/La Vara
ビルバオ出身のエデル・モンテロシェフ/Eder Monteroと夫人のアレックス・ライ/Alex Raij,さんのレストランが「ラ・バラ」。二人はチェルシー地区に2件のバル・レストランも持つ。昔ながらのスペインタパスと、観光客を対象にしたランチメニューを提供するのが「エル・キント・ピノ/El Quinto Pino」。ここでは1週間ごとにスペインの各地域に焦点を当てた郷土料理をメニューに載せる。
もう1店はバスク料理店「チキート/Txikito」。バスク地方のバルスタイルでカウンターにはずらりとタパスを並べ、奥のサロンでは塩ダラのピルピルソース煮などの正統派バスク料理が提供される。
モンテロシェフによると、店があるブルックリンは3つの宗教とバラエティに富んだ世界の文化が入り混じる地区。これらの文化は彼の料理にも影響を与え、メニュー作りの際にはシェフに多くのインスピレーションを与えてくれるのだそう。「調理には最先端の技術が使われる現在だが、すべての味のインスピレーションは遠い古代からやってきたものが基本になっている」というのがシェフの意見。
レストラン「ラ・ベラ/La Vara」ではスパイス、ナッツ類、柑橘類などがふんだんに使われる。スペインらしい料理のほかにも、子羊はクミン、レモン、ナツメヤシと共に、葉野菜のアセルガ〈フダンソウ〉は黒キャベツ、松の実とレーズンを合わせて調理される。「料理の品質を維持し、新しい顧客を開拓してゆくというすべての商売にも共通することが、激戦地区であるニューヨークで生き残ってゆくための道」というのがシェフのコメント。現在は2016年に発行予定の「チキート」のレシピ本の準備中。
La Vara.
268 Clinton St. Brooklyn. Nueva York
平日はディナーだけの営業、土日は11時から24時まで。
平均客単価約50ドル
画像lavarany.com
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