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スペインのレストラン Vol.29セナドール・デ・アモス/Cenador de Amos
カンタブリア地方、サンタンデールから少し内陸に入ったところにある街、ビジャベルデ・デ・ポントネスというところにあるレストラン。1756年に建てられたマサラサ宮殿を改装して作られたレストランです。
オーナーは1964年、ナバラ生まれのヘスース・サンチェスチェフ/Jesus Sanchez。
マドリッドの料理学校を卒業後、リッツホテルへ就職。ビルバオやセビージャの他、パリやボルドーのの星付きレストランで修業を重ねてから、1989年、カンタブリアのレストラン「エル・モリノ」の料理長となりました。
1993年、夫人と共にセナドール・デ・アモスを開業。1995年にはミシュラン一つ星評価となり、現在まで22年間その評価を維持し続けています。
店名にある「アモス」は、その昔、ナバラで農業を営みながら作物を売り歩いて生計を立てていたというシェフのおじいさんの名前です。
料理好きで飲食店を営むということが夢だったが、実現しないままとなったというおじいさんへのオマージュとしてこの名前を付けたのだそう。
レストランのメインとなる客席は、宮殿のパティオ(中庭)にあたる部分を改装し、昔は馬車の出入りに使われていたスペースで、ガラス張りの天井から自然光がたっぷり入り込む美しい空間です。
カンタブリアを代表するシェフとして活躍するサンチェスチェフさんは、地域のテレビやラジオにレギュラー番組を持つほか、カンタブリア大学のガストロノミー学の講師として教壇にも立っています。
レストランがある宮殿の中の一室でも、カンタブリアの食文化を一般の人々にも広く理解してもらうことを目的に、講習会の他、素材の試食会、新商品のプレゼンテーションなども開かれています。
業界の人々のための研究室、会議室としての利用もされており、最先端のキッチングッズとオーディオビジュアル装置が完備されているのだそう。
シェフの料理はカンタブリアの自然の恵みを存分に生かした、大胆でありつつ繊細さも備えている点が魅力!スペインに行く際はぜひチェックを!
画像casamononyc.com
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