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スペインのレストラン　Vol.26中華ラーメンバル／Chuka Ramen Bar

ラーメン専門店「中華ラーメンバル／Chuka Ramen Bar」がマドリッドに登場。　場所は旧市街近く、飲食店が連なるエチガライ通り（シェリー酒バルとして有名なラ・ベネンシアのすぐ近く）で、2014年11月にオープン。

オーナーはバスク出身のロドリゴ・ガルシアシェフ、米国のジョン・ホスビーシェフとロレナさんの3人で、キッチンクラブという料理関連のイベント会社でそれぞれ講師やシェフを務めているときに知り合った。
3人はそれぞれ、スペイン、ニューヨーク、ロンドン、アルゼンチンなどのレストランでの豊富な経験を持つ。なかでもニューヨークのラーメンブームの火付け役となったデイビッド・チャンシェフのお店「モモフク／MOMOFUKU 」での修業経験を活かしたアイデアがもとにされており、ラーメンのタイプやメニュー構成もよく似ている。
彼らは「中華／Chukaとは中国料理の日本バージョンであり、この100年間ほどの間に日本へ移民として移り住んだ中国人によって伝えられた料理が、日本文化の中で急速に発展してできた料理」「ラーメンとは、昔は中華そばと呼ばれていた、スープの中に入ったパスタのこと」という解説でスペイン人にお店を紹介。日本人が経営にタッチしていないにもかかわらず、あまりにも正しく説明されているので驚いたぐらい。

メニューに並ぶのはラーメンと餃子、バオ・バンズと呼ばれる真っ白な蒸しパンサンド、枝豆などのおつまみと、季節料理が2品ほど。
実際に食べてみたしょうゆ味のラーメン。コクがあるがあっさり系のスープはカツオ、昆布と鶏ガラでとった出汁がベース。スープにライム系の酸味があるのが特徴。麺はやや太めで量は少なめ。豚ばら肉はチャーシュー風に調理されている。海苔、ネギが入って、半熟ゆで卵の上にはふりかけ「のりたま」が・・・。日本のラーメンとはやや異なる印象だが、これはこれでおいしくいただける。
ドリンクメニューは日本のビールの種類の多さに驚く。和の素材を使ったカクテル類も充実。ネーミングが日本語そのままなのがおもしろい。
週末のランチタイムにお店へ行ってみると、スペイン人のお客でほぼ満席だった。本格的な和食、中華レストランがバルセロナに比べるととても少ないマドリッドで、ラーメンブームが起きるかも・・・？

C／ Echegaray, 9, Madrid.
営業　火～木　20：00～00：00
　　　金土　　13：00～16：00、20：00～02：00
　　　日月休み　予約不可