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スペイン料理 Vol.1Roscon de Reyes (ロスコン・デ・レジェス)
1月6日「Dìa de los Reyes 、レジェスの日」に欠かせないお菓子で、オレンジの花とアニス酒の香りの効いたパン生地をドーナツ型に焼いたものです。大きさは直径25cm〜60cmぐらいまでで、ホイップクリームをたっぷり挟んであるものも。注文すると「con nata o sin nata? コン・ナタ オ シン・ナタ?」生クリーム入り?と、必ず聞かれます。
ロスコンの焼成前に、生地の中に中に「フィグリータ」と呼ばれる小さな陶器の人形や動物などを一つだけ入れるのが、レジェスの日の楽しみのひとつです。。切り分けた際にそれが当たった人は「その日1日王様扱いされる」「来年のロスコン代を払う」など、地方、家族によりメリット、デメリットがあるとされる楽しめるイベントになっています。また、中に入るものもソラマメであったりコインであったり様々です。
翌日まで残ってしまったロスコンは、乾燥してしまうとパサついた食感になりますが、これをカフェ・コン・レチェ/コーヒー牛乳に浸しながら食べるのもみんな大好きです。
この時期はバルやカフェで、ひとり分に切ったロスコンとコーヒー、ハーブティーをセットで提供しています。
スペイン料理 Vol.1
【ロスコン・デ・レジェス】
【材料】2個分(直径約40cmのもの)強力粉 1s
生イースト 50g
砂糖 175gr
塩 8gr
バター(ポマード状)150gr
タマゴ 4個
アニス酒 25t
オレンジの花の香料 75t
(アグア・デ・アサール)
粉末シナモン ひとつまみ
オレンジとレモンの
皮のすりおろし 1/2個分ずつ
牛乳 必要に応じて適量
※飾り用として好みで、果物の砂糖漬け、
アーモンド、グラニュー糖など適量
上記の分量から小麦粉を約200gr、イーストを約20gr、砂糖ひとつまみに分量外の水少量を加えて生地を作り、倍量になるまで発酵させる。
残りの材料すべてをあわせ、軽くこねたところへ@を加え、さらにこねる。生地の硬さは牛乳で調整する。
倍量まで1次発酵させたら記事を半分にわけて成形する。まず鏡餅型に丸め、真ん中に穴を開けて手を入れ、持ち上げて生地を回しながら穴を広げてゆく。
天板において二次発酵させ、倍の大きさに膨らんだらタマゴを塗り、果物の砂糖漬けとアーモンド(スライスまたはダイス)を貼り付ける。
全体にグラニュー糖をふりかけ、約180℃のオーブンで25〜30分(オーブンの性質により調整)、焼き色がしっかりつくまで焼成する。
スペイン料理 Vol.44【ガルバンソ・コン・トレスノ (トレスノ入りガルバンソ豆の煮込み)】
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スペイン料理 Vol.28【アロス・ア・ラ・クバナ(キューバ風ライス)】
スペイン料理 Vol.25【フラン・デ・アセイテ・デ・オリーバ】
スペイン料理 Vol.24【エスカベッチェ・デ・チチャロ・ア・ラ・フルタ・デ・ラ・パシオン】
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スペイン料理 Vol.21【セボージャ・レジェナ・デ・ブティファラ】
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